2011年1月22日土曜日

東京スカイツリー



     (ドイツ、ゾーリンゲン近くのミュングステン鉄橋)

昨日は1日東京で仕事があり、また夜の会食で遅くなったこともあり、東京自宅に泊まることとなった。そして本日、遅い初詣ではあるが浅草浅草寺へ出かけた。

相変わらず浅草は外国人を初めとする観光客で賑わっていた。昨年の桜シーズンに浅草寺からの東京スカイツリーの写真を撮っている。http://tsukubanite.blogspot.com/2010_04_01_archive.html#7931194056098557159
今年の無事を願い参拝した後、昨年と同じ場所から写真を撮った。

昨年写真を撮ったのは東京タワーの高さを追い抜いた直後であった。それから10ケ月たち、今では550mを超えている。その姿は背の高いスマートな建物である。このスマートなタワーを可能にしたのは鉄の改良、機械加工技術の発展によることが大きいと考える。

東京タワー、それからドイツの有名な一番高いミュングステン鉄橋(ゾーリンゲン/ヨーロッパ駐在日記 )などは鉄の角材の鋲・ボルト・ナット締めを基本として作られている。ミュングステン鉄橋はエッフェル塔と同じ設計者であるが、当時設計者はこの鉄橋については設計ミスしたと思い込み自殺したといわれている。エッフェル塔といい、ミュングステン鉄橋といい、100年以上たった今でも立派に健在である。立派にその機能を発揮していることを設計者に伝えたい気持ちである。

一方このスカイツリーは鋼管を基本に鉄の改良、溶接技術を駆使して作られているようだ。溶接技術の発展がこのスマートな姿を可能にしたものと思う。今年中にはさらに成長し、武蔵(むさし)に由来する634mの高さになるという。すでに観光施設として知名度もあがっているが、これからますます観光客が増えるのだろう。100年、200年経ってもその威容を示し続けるものと思う。

近年、東京ではほとんどが近代的な高層ビルが増えるということで活況を得ていた。これら高層ビルを高さでさらに超え、東京で一番高い建造物となり新しい名物ポイントとしてさらなる活性化に大いに寄与するものと期待されている。

先日成田空港に着陸するとき西の方向に東京を望み、ひときわ高いスカイツリーを見ることが出来た。完成の時にはまた浅草の同じ場所で写真を撮りたいと考えている。(http://tsukubanite.blogspot.jp/2012_03_01_archive.html#8476675277136705790