2010年11月7日日曜日

タンボロッジ


             会津高原の紅葉
1980年代の後半、勤めていた会社では新しいスーパー繊維、パラアラミド繊維を企業化しその用途開発を積極的に進めていた。この高強力・ハイモジュラス繊維の用途にはハイテク産業分野のみならず一次産業向けの用途も探すべくその例として、海向けはマグロ延縄ロープ、山向けは野猿式ロープの開発をしていた。
延縄ロープは軽量化による海中での挙動がうまく適合したのか、マグロが従来のポリエステルロープに比べてたくさん取れることが実証され世界的に普及するきっかけとなった。
一方野猿式ロープについてであるが、これは木材伐採の際、山の頂上付近の木と麓の木にロープを固定しそのロープを使い切り出した材木を伐採地から麓までロープウエィのように運搬するものである。
ロープ会社と共にその試作を何回も繰り返し、実際の現場での実験を実施した。その場所が会津高原の会津田島であった。ブナ原生林に入りロープのテストを実施。従来のスチール製では作業員がそのロープを肩に担いで山を登るのには限界があったが、軽量のパラアラミド繊維ロープは高齢者でも持ち運びが出来るとのことで好評であった。
昨日、会津若松からこの会津田島に入った。この付近をドライブしたが、回りの山々はすかっり色が変わり紅葉である。その紅葉を楽しみながら会津高原を走り、タッボロッジに到着した。昨年の秋にも宿泊しているが、今回は近くの湯の花温泉でゆっくりとお湯につかり、その後有名なマクロビ料理を満喫した。
本日も天気がよく、山々の紅葉を楽しみながら、お昼は那須のやはりマクロビ料理で有名な「こと葉」で食事し、夕方にはさらに宇都宮市のマクロビレストラン「キッチンカンナ」でお茶タイム、夜にはつくばに戻った。昨日の昼食も郡山近くの「銀河ほとり」でマクロビ料理としてナンとカレーを食べた。紅葉を楽しむと共にマクロビ料理三昧の2日間でもあった。

2010年11月3日水曜日

那須岳


           (那須岳中腹の紅葉)

先週は台風などの影響により雨の日が多かったが、本日は久しぶりに朝から朝日が差し、ドライブに出かけることにした。那須地方は今まで塩原温泉、会津高原などドライブに何度か出かけているがまだ那須岳に行った事はなかったのではじめてトライすることにした。

常磐道、北関東道、東北道を走り、約2時間で那須塩原インターを降りて、近くの「創造の森農園レストラン」で昼食を取った。森の中にあるレストランで、その敷地内でシュタイナー教育による保育園も経営している。畑もあり、大根、白菜、にんじん、ねぎなどなど栽培していた。ヤギが雑草を食べておりのどかな雰囲気の中でくつろいだ。

昼食後那須岳に向かった。麓は晴れており10℃くらいであったが那須岳近くのロープウエー乗り場に到達すると0℃でぱらぱらと粉雪が舞っていた。ロープウエーの頂上駅付近は真っ白な雪化粧となっていた。

帰途の中腹で紅葉を見たが、ところどころ黄色、赤色の色彩が見られるが、全体には茶色になりつつあり、すでに冬が到来し紅葉の季節がなかったような光景であった。今年の春も短く、冬からすぐ夏の気候に移ったがこの秋も同じように短い感じがする。

それでも那須高原は晴れ間も見られ、紅葉を楽しみながら高原のドライブを続け、つくばに戻った。今日は行楽日和で帰りの高速道路は、いつもは混まない宇都宮、友部付近が渋滞で今までにない経験であった。つくばで高速道路を降りたが、この後東京まで40kmの大渋滞との表示が出ていた。つくばに住むことのありがたさを感じた一日でもあった。