2008年12月28日日曜日

真っ白な富士

昨日は朝から寒さが厳しくなりいよいよ本格的な冬が来たなと思う。つくばは関東平野の東北に位置するれっきとした太平洋側にある。本格的な寒波がくると空が澄み見通しが利くようになる。自宅からは雪に覆われた富士山を見ることができた(上の写真)。夕日の富士の写真を以前にとっているが(下の写真)、朝のすがすがしい雰囲気の中での真っ白な富士も趣がある。

そして朝から車で常磐道を走って東京に向かった。それは東京サントリーホールで第九交響曲を聴くためである。その途中も富士の裾野まで望めるポイントがあり、この遠いところからでも大きな雄大な富士を見ることが出来た。

午後一時半にはサントリーホールに入りパイプオルガン曲と第九交響曲を楽しんだ。ドイツから帰国後も年末は日本フィルハーモニーの第九交響曲を聴いているが、昨年は三原に住んでいたこともあり日程が合わず聴き逃した。生で聴く音は音色といい響きといいCDで聴くものとはやはり格段の違いがある。この一年は特に退職など人生の変化点でもありいろいろな思いが頭を巡り、今年も無事に過ごせたことを感謝しつつ久しぶりに堪能した。

3年前の病気以来、毎日毎日一年一年が貴重な月日に感じられ、これからも毎年年末には一年の締めくくりに第九交響曲を聴きに行くことを恒例としたい。ドイツに住んでいたときにも日独共同の第九交響曲演奏会があり、その時二度にわたって私も合唱団の一員として歌わせていただいた(ヨーロッパ駐在日記/ベートーベンの第九)。

体調が万全になればまた聴くのみならず歌うこともトライしたいと考えている。

2008年12月23日火曜日

恋瀬川自転車道からの筑波山

昨日の雨も止み朝から天気が良い。今日は天皇誕生日。15年前、ドイツはデュッセルドルフに住んでいたとき市庁舎のバルコニーで美智子妃と共に聴衆に手を振って日独友好の行事をこなしておられたことをこの間のように思い出す。その時は髪が黒々としていたが今はかなりの白髪。自分も年をとったが年月の経つのは早いものとつくづく感じる。

今日は東京に戻る日であるが天気が良いので恋瀬川自転車道をサイクリングすることにした。自転車の車輪をはずし車の後部座席を倒して自転車を積み込む。10時半頃つくばを出て、八郷の自転車道の始点には11時半頃に着いた。早速自転車を組み立て、恋瀬川沿いにある自転車道を走った。土手が中心であるが途中には林あり、ちょっとした丘あり結構変化があり楽しめる。

筑波山もいつもとは違った方向から見るとまた趣が異なる。最初はピークが一つに見えるがまもなく2つのピークになる。しかしその間隔は小さくつくばから見るのと異なる。地図には近くに150mそこそこの富士山という記載がある。どれが富士山なのか自転車道を歩いている人に聞いてみたが知らないという。結局わからずじまいであった。昼食は高倉休憩所でとった。

途中猟銃をもった人がいた。銃声と共に犬が川の茂みに走っていった。鳥を咥えて戻ってきた。鳥の名前を聞くとキジという。今日はキジ鍋でもご馳走するのだろうか。また、終点の石岡霞ヶ浦付近ではエンジン付のパラグライダーを楽しんでいる人、またラジコン飛行機を楽しんでいる人など、いろんな光景を見ることが出来た。終点には、霞ヶ浦に沿って「恋瀬川桜づつみ」といわれる桜の木で覆われた広場があった。この広場、春には桜で覆われさぞかし美しいことだろうと思いつつ戻ることにした。

帰りは休憩をとらなかったこともあり約1時間で八郷に戻った。往復34kmのサイクリングであった。つくばには午後5時頃に着き、自転車を再度組み立ててマンションに入れようとしたが、もうすっかり日が落ちて暗い中での組み立てが出来ず、そのまま乗せておくことにした。東京の自宅に着いたときには午後7時を過ぎていた。

2008年12月21日日曜日

宝篋山からの筑波山

筑波山の東側、南に連なるように山頂が見える山が宝篋山である。高さ461mと筑波山に比べれば半分くらいであるが、頂上には大きなパラボラアンテナがあり目立つ。ここにはハイキングコースがあるというので今までも何回かその登り口を捜していた。長女がつくばに遊びに来た12月初めにも北条大池近くの駐車場は見つけたが、手持ちの案内に記載されている登り口の臨時駐車場が見つからなかった。

この週末は妻が法事のため神戸へ行っているため、天気も良いので一人で宝篋山に行くことにした。昨日は午後2時過ぎてから車で小田城跡に向けて走り国道125号を北上、小田十字路交差点を右折するとすぐに左に入る道がありもう一つ別の登山用駐車場が見つかった。ここはまた宝篋山小田休憩所でもあった。登り始めたのがすでに午後3時前。極楽コースをトライしたが結構急なところもあり時間もかかり、このごろは日が沈むのも早いことから途中で下山した。その後再度車で北条大池近くの登山用臨時駐車場を探した。先日よりもさらに山に入ったところにその駐車場はあった。

そして今朝起きると天気がよく午前中のうちに出かけることにした。昨日見つけたその臨時駐車場に車を置き、山口コースを登った。極楽コースに比べれば急なところは少なく登りやすい。山頂からは筑波山が目の前に見え、また関東平野が一望できる。富士山も望めるということであるが霞がかかり見えなかった。山頂でパン昼食をとり下山した。

帰りは山道を走り表筑波スカイラインを通って筑波山梅林に立ち寄った。ここからの眺望もすばらしく富士山も眺望できるという。この付近にも山登りするところがいろいろあり、梅の花の時期には再度ぜひとも来たいと思う。つくば近くにはこのような山登りもできるところがいろいろまだまだあるようで天気の良い冬の日の楽しみになりそうである。

2008年12月7日日曜日

夕焼けの富士

今日は長女がつくばに来ていたので妻と共に3人でサイクリングに出かけた。つくばりんりんサイクリングロードを藤沢まで行き、そこでパン昼食をとった。12月に入り寒くなってきたが雲ひとつない晴天。筑波山、近くの山々が青空に映えている。

帰りには自宅近くの森にある吉瀬の家庭懐石るーらるはうすでお茶を飲んだ。お茶といってもスイーツとしてぜんざい、あんみつをとった。ぜんざいはヨモギ餅入りで香りがよく絶品であった。古民家を使い、庭園もある落ち着いた日本食レストランである。

夕方マンション自宅に戻り、その玄関からは西の空に夕日が沈み夕焼けを背景に富士山が浮かんで見えた。富士はいろんな場所から見ているが、どこから見ても美しく気持ちを和ませてくれる。先日の晴れた朝には右に日光男体山と思われる山々も望むこともできている。冬の天気の良い日の楽しみになりそうである。もちろん一番右端には筑波山がいつも間近に見えるが。

2008年9月22日月曜日

米沢と化学繊維


9月21日(日)の午後、サイクリングに行こうかと思っていたがあいにく雨が降ってきた。自宅近くの小学校では朝から運動会で大騒ぎであったが、午後も雨の中で続行していた。

結局サイクリングはやめてドライブに行くことにした。向かうは米沢である。まずは郡山に泊まり会津磐梯を通って米沢に行くことに決めた。早速郡山のホテルを予約し15時30分ころつくばを出発。夜には郡山に着き一泊した。

22日(月)の朝、猪苗代湖近くにある野口英世記念館に立ち寄った後米沢に入った。ここに特に来たかった理由は、米沢は日本で最初に化学繊維の生産を開始した場所で、その記念碑を見るためである。実は36年勤めた会社の設立記念碑でもある。昨日来の雨もあがり、小高い山の公園にその記念碑はあり、「人繊工業発祥の地」と書かれていた。

人間の歴史の中で昔から憧れの素材であった絹。その絹を人工の力で作れないかという願望を実現したのである。いわゆるレーヨンであるが、その後合成繊維であるナイロン、ポリエステルなどの発明につながり、今では鋼より強いというアラミド繊維などスーパー繊維にまで進化している。これからもナノテクノロジーなどの最新の技術を使いさらなる発展が期待されている。

夕方には晴れ間が見えてきた。帰りの東北自動車道からようやく磐梯山が雲の上に見えた。筑波山によく似た形であるが規模は大きい。磐梯山麓にはペンションなど宿泊設備が結構あることを知り、次回は長期滞在し自然の中での生活を体験したいと思う。

2008年9月15日月曜日

つくばサイクリングロード


先日初めてつくばサイクリングロードをサイクリングした。

土浦から真岡近くの岩瀬まで片道40kmの本格的な自転車専用ロードである。朝10時前に虫掛から入り、藤沢で休憩。つくば山口を通って真壁でお結び昼食。その後水戸線岩瀬駅まで走り到着は13時半ころであった。すぐに引返しまた虫掛に戻った。虫掛に戻ったのは16時半ころ。一日好天で空気もきれい、何よりも自転車専用ロードなので自動車の心配がいらない。快適なサイクリングであった。

30歳代後半から40歳代前半はトライアスロンを楽しんでいたが、そのときのサイクリングの最高は1日140kmであった。浦和から武蔵嵐山までの荒川沿いにあるサイクリングロードを使用しての記録であるが、今回は約20年ぶりの長距離サイクリングであった。                                

サイクリングのようなマイペースで出きる運動はまだまだ可能との自信が持てたので、これからも妻と共にこの楽しみを続けたいと思う。

2008年9月13日土曜日

筑波山とそば


昨日から長女と次女夫妻がつくば自宅に来たため、本日は妻も一緒に筑波山に登った。ケーブルカーの駅からは男体山にまず登り、その後女体山に向かった。結構賑わっていた。

帰りは近くのそばの「ゐ田」で昼食をとった。太いそばが特徴で相当噛まないと食べられない。おいしいのであるがヌードル特有の喉こしの感触を味あうには太すぎると感じつつ、最後はぜんざいを食べた。おもち、そばがきの代わりにそば粒をそのまま煮たものを入れ、形の崩れていない小豆が特徴。このぜんざいはなかなかいける味で初めての経験でもあった。

日本にはいろいろなヌードル文化があるが、そばでは広島御調の茶話駄のそばが一番と再度確認した一日であった。