2010年5月28日金曜日

東京飛鳥山公園



都電と飛鳥山

  ほぼこの1年ゆっくりとした生活で、さらに5月からは久しぶりにドイツに1~2ヶ月ほど滞在する計画を立てていた。しかし、5月に入り突然仕事の話が入り込んだ。そのため最近はその準備に霞ヶ関訪問の用件が入りほとんど東京で生活している。

  まだ梅雨には早いが雨の日が多いこのごろである。今日は久しぶりに晴天で午後、東京自宅から散歩に出かけた。都内唯一の都電を見ながら、なるだけ路地を歩き目的の飛鳥山公園に着いた。自宅からほぼ1時間ちょっとの距離であった。

  この飛鳥山公園は、小高い丘で江戸時代に桜が植えられ桜の名所として浮世絵にも描かれているところである。この山のふもとは王子という地区で、明治時代に渋沢栄一が日本最初の製紙会社王子製紙を設立したことでも有名である。この公園の中にはその記念の紙博物館もある。子供が小さいときにも都電を使ってよく訪れて散策を楽しんでいた。

  昔と違うのはこの小さな山にケーブルカーが出来ていることである。歩行が困難な人でも車椅子で公園を楽しむことが出来るようになった。ハンディキャップのある人も出かけることが出来るようになり、この30年で日本もずいぶん人にやさしい環境づくりが出来ている。

  6月からはつくば自宅近くの研究機構に勤務することになった。これからはほぼつくば100%の生活になる。畑作業は土日だけの仕事になりそうである。

2010年5月5日水曜日

我が小麦畑

関西、北陸のドライブ旅行のため我が畑はほったらかしであったので状況を見に午後畑に出かけた。昨年末に播いた小麦はそのほとんどをたくさんの鳥に食べられたと思っていたが、食べ残しが芽を出していた。

旅行前にはまだ小さな茎と葉に過ぎなかったが、久しぶりに畑を見ると立派に成長し小麦の穂が出ていた。畑の2/3は小麦の緑で覆いつくされた。小麦の中に雑草も結構生えており手で抜いて小麦が無事出来るよう願った。

野菜の花はすでに菜種をつけており、このまま置いておいて菜種も採ってみたいと思う。ほうれん草、キャベツ、あさつき、レタス、玉葱などを収穫しその後を耕し、昨年来残飯・雑草・残野菜で作っていた堆肥を畑に追加した。これから夏野菜の種、苗を植える予定である。

2010年5月1日土曜日

立山雪の大谷


勤めていた会社の同僚が退職後宮津に住んでいるとのことで、この連休京都の墓参りの帰りに訪れた。日本海の入り江に面してリゾートマンションがありその14階に住居があった。目の前が海、天気が良いと東尋坊まで見えるという絶景の場所であった。

一夜明けその海岸を散歩した。夏は海水浴、ヨット、ボートなどが楽しめるという。有名な山椒大夫の安寿と厨子王の潮汲みなどの過酷な労働の場所でもある。松林のところどころにはハマナスの花も咲いており春のすがすがしい気分を味わった。

帰りは立山に立ち寄った。富山に2泊し、車は富山に置いて、富山電鉄で立山に向かった。立山駅は人人の波であった。長蛇の列に並び高原バスを待った。待つこと3時間、ようやく乗れた。

2400mの室堂までの標高差の大きな登山道はスイスのフルカ峠の小型版である。フルカ峠はガードレールがなく片側はがけ、ドイツから車で出かけ運転するのに緊張したのを覚えている。ここはガードレールがついており少し安心である。

室堂の回りは真っ白な銀世界。スイスのユングフラウヨッホ、マッターホルン、モンテローザ、サンモリッツなどの雰囲気と全く同じである。7月になればこの銀世界も緑の絨毯になるのであろう。スイスと同じ体験をするにはこの5月連休が最適である。

帰りは1時間ほどの待合でバスに乗ることが出来た。今回はあまりにも人が多く、黒部湖まで行くことが出来なかった。次回は長野側から黒部ダムを訪れたいと思う。(http://tsukubanite.blogspot.jp/2011_05_01_archive.html#1063421077571710466


        動画 立山室堂からのパノラマ