2010年8月1日日曜日

産業技術総合研究所(AIST)




並木公園の並木道




自宅マンション近くの並木道



収穫したカボチャ


  つくばのメインストリートである東大通に面して有名な宇宙航空研究開発機構(JAXA)があり、その北には物質・材料研究機構(NIMS)が、南には産業技術総合研究所(AIST)がある。それぞれ広大な緑あふれる敷地をもっているが、この産業技術総合研究所の敷地が一番広く、正門を入っても目的の場所に行くのに歩いて15~20分かかることもある。この正門はつくば自宅から歩いて15分のところにある。

  この研究所では新しい産業を創出するために色々な分野の研究開発が実施されている。その中の一つの研究テーマにカーボンナノチューブがある。このナノチューブ応用研究センター長が飯島澄男博士で、昨年文化勲章を授与された方である。1991年にカーボンナノチューブの詳細な構造を解明しカーボンナノチューブの第一人者として世界的に知られた研究者である。
 
  カーボンナノチューブの構造・特性は解明されているが、これを工業として製造し応用する技術はまだ完成されておらず、国家プロジェクトとして研究開発することになった。日本発の素材を工業化し近い将来の大きな産業の一つに育てようとするものである。このため産学独(独立行政法人産総研)で構成された研究開発組織「単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)」がこの産業技術総合研究所内に設立された。
 
  この研究開発機構でリーゾナブルなコストを可能にする製造技術と具体的応用開発に成功すれば、いずれ飯島博士とその製造応用技術開発者にはノーベル賞が与えられることは間違いのないことと云われている。6月からこの研究開発機構の仕事に関わることになり、8月からようやく本格的に研究開発事業を開始することになった。
 
  自宅からは歩いて15分のところであるので、毎朝夕の通勤には緑豊かな並木道を歩いて通っている。この時期暑さ厳しいが木漏れ日を浴びながら緑のトンネルを歩くのは気分爽快である。ますます蝉の音はうるさくなるが、夏の趣として味あうのもいい。ドイツ時代は片道4kmのライン川の土手を歩いて通勤していたが、このような蝉の音は皆無であった。これからも四季を楽しみながら通勤したいと思う。
 
  本日久しぶりに我が畑に行ってみたところ、小麦はとっくの昔に実を結んでいたが放置しておいたので鳥のえさになったようで、枯れ草のみが残っている。昨年コンポストにしていたカボチャの種から自然に芽が出て、畑は一面カボチャの葉っぱで埋め尽くされていた。カボチャが出来ており持ち帰った。色・形など色々な種類があるようである。てんぷらなどにして食べるつもりである。
 
  これからは土日だけでも畑作業をするつもりであったが、休みの日にも結構やることがあり畑に向かうのは月に数回になりそうである。それでも、キョウリ、なす、ピーマン、ゴウヤ、青葉、おくら、ししとう、モロヘイヤ、メロンなどが育っており、その内キュウリ、なす、ピーマン、ししとうは食べごろのため持ち帰った。他の作物もまもなく収穫出来そうである。