2015年5月31日日曜日

マサチューセッツ工科大学

 玄関入口
 玄関入口大通りを向いに位置するスポーツ・文化施設
中庭の広場
 機械工学
 土木工学・環境工学
 
電気工学 
材料工学
 材料工学実験室
 先端材料研究室
 新しい分野の建物
 新しい分野の建物
 医学工学関連建物
医学科学

がん研究

ハーバード大学とのコラボレーション

  ここボストンは大学の街でもある。その一つ、世界的に理科系の優秀な頭脳を輩出しているマサチューセッツ工科大学(MIT)を訪れた。日本でいえば東京工業大学である。

  ボストンの中心 Park Street から地下鉄レッドラインで2つ目の駅、チャールズ川を渡ったところのKendallから歩いて数分のところにある。 ギリシャ建築調の玄関から建物の中に入ると、機械工学、電気工学、材料科学、土木・環境工学など工学の各分野の研究室があった。研究室の機械、測定器などは工学部出身のものにとってはなじみのあるものばかりであった。

  建物に囲まれるように芝の大きな庭があり、催し物が開催されるようで準備の途中であった。玄関の向かい側にはスポーツ設備、文化設備などが完備しており、学生が行き来していた。

  また別の建物では医学関連工学、がんの研究などの表示もあり、生物・医学分野の新しい領域にも拡大しているようだ。

2015年5月30日土曜日

ハーバード大学


  
ハーバード大学正門
スタジアム
グランド
スポーツセンター

スポーツ活動の展示(スポーツセンター)
体育館
ハーバードビジネススクール
 セミナー風景
チャールズ 川でのボートの練習
 

  かの有名なハーバード大学は今滞在しているアパートから66番バスで20分くらいのところにある。正門のあるハーバードスクエアーは大変な観光客で賑わっている。先週から何回か来ているが、先週は卒業式があったのか学帽とマントを着た若者が至る所で見受けられた。見かけるのはほとんどアジア系の学生のようで、特に中国、韓国が多いように見受けられた。今の時代の流れがここでも具現化しているようである。

  北ハーバード通りに沿ってスポーツ設備があり、立派なスタジアムに入ることが出来た。またその近くにはハーバードビジネススクールもあり、窓越しにセミナーの様子が見える。現役時代、わが社の社員もここに派遣されていたところである。近くを流れるチャールズ川ではボート競技の練習風景も見られた。

  この町の中心部は大学関連の建物ばかりであるが、スクエアーに面した中央の正門を入ると大きな図書館、ホールなど荘厳な建物がある。またスクエアーには観光客目当ての土産店、カフェなどが多い。とくに観光客で賑わっているのが大学生協の店である。立派な2階建ての店である。ここでリュックとおみやげのTシャツ、それに自分のコップを買い求めた。

2015年5月29日金曜日

Boston Pops Concert

シンホニーホール 
シンホニホール入口
舞台
 
1階席
2階席から
 曲に合わせてのペンライト
 星条旗
  

  ボストン交響楽団といえば Pops Concert で有名である。その本拠地であるシンホニーホールに出かけた。夏場は Pops Concert を中心に開催されており、若い学生から年配の人などで満員であった。1階はテーブル席になっており、食事をとりながらの鑑賞である。

  シンホニーホールはウィーンの楽友協会ホール、ベルリンのコンツェルトハウスベルリン(http://tsukubanite.blogspot.jp/2015_01_01_archive.html#4220297548714760410)と同じような内部構造で、音響は良好であった。指揮者は Keith Lockhart (https://www.youtube.com/watch?v=ZPXLY0PrfKIhttps://www.youtube.com/watch?v=QAnky-QJwII&index=1&list=RDQAnky-QJwII) で、クラシックのポピュラーな曲からスーザーの行進曲などなじみの曲が多かった。特にアメリカのポピュラー曲の時には若者、特に女の子がペンライトを振って曲に合わせていた。また音楽クイズもあり、最後には星条旗が舞台前面に飾られ国歌を演奏した。

  普通のオーケストラの演奏会とは全く異なった雰囲気で、気楽な気持ちで音楽を楽しんでいた。ロビーには歴代の指揮者のレリーフがかけられており、その中に小澤征爾もあり、昔ここで活躍していたことが分かる。

2015年5月28日木曜日

ボストン美術館

 美術館玄関
大通り側入口 
 内部中央の間
 東北大地震津波の説明
福島原発事故の説明 
 津波のビデオ
津波被害の写真 
 冬の一本松
北斎展

展示状況
 神奈川沖浪裏
浮世絵の出来るまでの展示 
凱風快晴 
 山下白雨

尾州不二見原
 本所立川
武陽佃島 
 遠江山中
江都駿河町三井見世略図 
 深川万年橋下

甲州三島越
下野黒髪山きりふりの滝
武州千住
 吉野のさくら
東海道程ケ谷
江戸日本橋

淀川
渡月橋
牡丹に蝶
美濃養老の滝
錦帯橋
袱紗唐獅子絵
フランス印象派室
セーヌ川(ルノワール)
大運河(ベニス、ルノワール)

子供とパラソルの女性(ルノワール)
岩石の山(ルノワール)
峡谷(ゴッホ)
ゆりかごを揺らす女性(ゴッホ)
干し穀物(モネ)
春のセーヌ川(ジベルニー付近、モネ)
睡蓮(モネ)
睡蓮(モネ)
ルーエン(モネ)
ルーエン(モネ)
絶壁の漁師小屋(モネ)
ポプラと草原(モネ)
冬のセントデニス(モネ)

アイネイアス神(ティエポロ) 
日本室 
 日本室

 天心園
 
 日本庭園

 日本庭園
見学する子供達
 駐車場で子供達を待っているスクールバス
  ボストン美術館は2度目の見学である。前回は仕事で来ていたため空いたわずかな時間を利用しての急いだ見学であった。今回は2日にわたってゆっくりと見て回った。

  入って最初に目についたのは、東北大震災の津波と福島原発の事故の展示であった。ビデオと写真で説明しており、津波の恐ろしい現実と、原発事故の放射線による汚染状況を世界の人々に知らせる場として使っていた。特に原発事故の今後の成行きを憂慮しているようであった。

  昨年上野の森美術館で開催されたボストン美術館北斎展は長蛇の列で断念した。今回ちょうど特別展として開催しており、上野のような大変な人出ではなくゆっくりと鑑賞することが出来た。

  富嶽三十六景を中心とした北斎の有名な浮世絵がずらりと展示され、浮世絵の醍醐味を味わうことが出来た。鎖国時代の日本文化の一つであるが、その芸術的価値は最初は日本よりもヨーロッパで認められ、今その価値は世界で共有されている。現代の漫画文化も同じような位置づけではないかと思う。

  そして常設展示は世界美術の宝庫でゆっくりと見て回ったが、やはりもっとも興味を持ったのはフランス印象派の絵画であった。ルノワール、ゴッホ、モネなど十分に堪能した。またイタリアのティエポロの絵画も展示されていた。ティエポロ作の壮大なドイツ・ビルツブルグのレジデンスの天井画を思い出した。日本室にも立ち寄り、仏像などを見て回った。美術館建物の横には天心園がある。これは岡倉天心がこの美術館の東洋部長をしていた時の功績を讃えて日本庭園として造ったもの。枯山水のコンパクトな庭園であった。

  世界からの多くの見学者でにぎわっていたが、その中に子供たちの団体見学者も多かった。教育の場としても利用されているようだ。外へ出てみると駐車場にはたくさんのスクールバスがこの子供たちを待っていた。