美術館玄関
大通り側入口
内部中央の間
東北大地震津波の説明
福島原発事故の説明
津波のビデオ
津波被害の写真
冬の一本松
北斎展
展示状況
神奈川沖浪裏
浮世絵の出来るまでの展示
凱風快晴
山下白雨
尾州不二見原
本所立川
武陽佃島
遠江山中
江都駿河町三井見世略図
深川万年橋下
甲州三島越
下野黒髪山きりふりの滝
武州千住
吉野のさくら
東海道程ケ谷
江戸日本橋
淀川
渡月橋
牡丹に蝶
美濃養老の滝
錦帯橋
セーヌ川(ルノワール)
大運河(ベニス、ルノワール)
子供とパラソルの女性(ルノワール)
岩石の山(ルノワール)
峡谷(ゴッホ)
ゆりかごを揺らす女性(ゴッホ)
干し穀物(モネ)
春のセーヌ川(ジベルニー付近、モネ)
睡蓮(モネ)
睡蓮(モネ)
ルーエン(モネ)
ルーエン(モネ)
絶壁の漁師小屋(モネ)
ポプラと草原(モネ)
冬のセントデニス(モネ)
アイネイアス神(ティエポロ)
日本室
日本室
天心園
日本庭園
日本庭園
見学する子供達
駐車場で子供達を待っているスクールバス
ボストン美術館は2度目の見学である。前回は仕事で来ていたため空いたわずかな時間を利用しての急いだ見学であった。今回は2日にわたってゆっくりと見て回った。
入って最初に目についたのは、東北大震災の津波と福島原発の事故の展示であった。ビデオと写真で説明しており、津波の恐ろしい現実と、原発事故の放射線による汚染状況を世界の人々に知らせる場として使っていた。特に原発事故の今後の成行きを憂慮しているようであった。
昨年上野の森美術館で開催されたボストン美術館北斎展は長蛇の列で断念した。今回ちょうど特別展として開催しており、上野のような大変な人出ではなくゆっくりと鑑賞することが出来た。
富嶽三十六景を中心とした北斎の有名な浮世絵がずらりと展示され、浮世絵の醍醐味を味わうことが出来た。鎖国時代の日本文化の一つであるが、その芸術的価値は最初は日本よりもヨーロッパで認められ、今その価値は世界で共有されている。現代の漫画文化も同じような位置づけではないかと思う。
そして常設展示は世界美術の宝庫でゆっくりと見て回ったが、やはりもっとも興味を持ったのはフランス印象派の絵画であった。ルノワール、ゴッホ、モネなど十分に堪能した。またイタリアのティエポロの絵画も展示されていた。ティエポロ作の壮大なドイツ・ビルツブルグのレジデンスの天井画を思い出した。日本室にも立ち寄り、仏像などを見て回った。美術館建物の横には天心園がある。これは岡倉天心がこの美術館の東洋部長をしていた時の功績を讃えて日本庭園として造ったもの。枯山水のコンパクトな庭園であった。
世界からの多くの見学者でにぎわっていたが、その中に子供たちの団体見学者も多かった。教育の場としても利用されているようだ。外へ出てみると駐車場にはたくさんのスクールバスがこの子供たちを待っていた。