飛行機から見えるオーロラ(赤点はカメラ信号)
地平線に見えるオーロラ
地平線に見えるオーロラ
暖をとる小屋
アイスホテル(夏になれば溶けてなくなる)
気温表示(-25℃)
サンタクロース村
サンタクロース
中心部の街並み
住宅街の雪景色
郊外の雪景色
帰りの飛行機から
26日からフィンランドに来ている。久しぶりである。 森と湖の国であるが、飛行機から見ると湖は完全に凍り白色が混ざった風景となっている。幸いなことに、ヘルシンキからロバニエミへの飛行機の中からオーロラを見ることが出来た。昨年はアイスランドで見ているが写真にとれるほどの光ではなかった。今回は記念写真を撮ることが出来た。(http://tsukubanite.blogspot.de/2013_11_01_archive.html#179547560376993576)
ロバニエミに4日間滞在した。まずは、サンタクロースに会いにサンタクロース村を訪れた。いろんな遊ぶ施設があり子供たちも楽しく過ごせるミニディズニーランドのような感じである。入場は無料である。しかし、中央入ったところの大きな建物にはサンタクロースがおり、そのサンタと一緒に写真を撮るようになっている。価格は40ユーロ。これが収入源のようだ。1時間ほど、長蛇の列を待ってようやくサンタに会うことが出来た。列では中国語が耳に入り、ここでも中国人が多い。写真は撮らず握手だけして別れた。
夜21時からバスでロバニエミから20kmほど郊外にあるアイスホテルに向かった。周りは雪で真白である。晴天で星がよく見える。アイスホテルは文字通り氷でできたホテルで、近くの湖の水を凍らせて作るという。トナカイの皮を敷いて椅子、ベッドなど普通のホテルの調度を作っている。外気温は-25℃であるが、この中は-4℃と比較的過ごしやすい。このホテルに泊まっている人も多い。夏にはすべて融けてなくなるという。冬には再度制作するということである。
このホテルを見学している途中、オーロラが出ているとの知らせがあり外に出た。緑に光るオーロラが見える。なんとか写真におさめることが出来た。しかし15分ほど見ていると手足の指が痛くなり我慢できず近くの小屋に入り暖を取ることになる。小屋にはマキ暖炉、お茶、パン、クッキーなどが用意されており、くつろげる様になっている。
温まったところで再度外へ出てみるという動作を続けていたが、瞬間に縦方向に流れるオーロラも見ることが出来た。これは残念ながら写真におさめることはできなかった。1時間くらいたったであろうか、間もなくオーロラは見えなくなった。12時頃にはロバニエミへ戻った。
翌日は曇り空で月、星も見えずオーロラは期待できそうにないが再度トライした。緑の光は見ることが出来なかったが、凍った湖の北の方向に白く光るものが見える。オーロラが出ているのであるが雲のため見えず、薄明るく見えていた。結局今回は飛行機から、そして昨日の2回にわたって見ることが出来十分である。オーロラのDVDと、ムーミンの人形を土産に買いロバニエミに戻った。
この町は冬のみ観光客で賑わうという。太陽があるのは10時から14時ころまで。-25℃の雰囲気でも市街地には観光客も多く、一般市民も買い物など行きしている。靴下3枚に、ブーツ靴、耳カバーに毛糸の帽子、手袋は二重にしていた。それでも20分くらい外を歩くと指先の神経がなくなる。ポーランドのウクライナ国境近くを訪れた時の-22℃よりさらに低く、初めての体験であった。