大潟富士
水田
マガモ農法
毎日食べているお米は大潟村黒瀬農舎産のものである。無農薬のお米ということであるが今回はじめてその農場の現場を見学することが出来た。
ご主人が案内してくれた。琵琶湖に次ぐ日本で2番目に大きな湖であった八郎潟を干拓しお米の産地にしたものである。もともとの湖の深さは数メートルで、干拓後土を追加せずそのまま農地にしており、海抜マイナスであるという。海抜がマイナスであることを知らしめるために大潟富士が人工的に作られ、その頂天が海抜ゼロであることを示している。全体の土地は山手線内がすっぽりはいるという。
広大な土地に一面稲の水田が広がっている。それ以前は滋賀県で公務員をしていたが、干拓事業に応募したという。入植して40年になる。無農薬とのことで雑草対策は大変で、マガモを使った農法も採用しているとのこと。今では息子さんと共同で運営している。安全、安心のみならず、販売も手掛けるという新しいビジネス開拓も進めている。
毎日食べるお米の生産現場を見ることにより、ますますこのお米に対する信頼を得ることができた。よくかんで味わいたいと思う。