2011年10月22日土曜日

向島百花園と清澄庭園

           向島百花園入り口

                萩

               吾亦紅

            清澄庭園入り口

              清澄庭園

つくばは朝から雨模様であったが午後には東京の天候が回復することを期待して東京の庭園を散歩することにした。期待していた通り、東京自宅に着くころには雨も止みまずは向島百花園に向かった。

向島百花園は今まで明治通りをドライブしているときによく通りかかる場所であるが、いつも立ち寄ったことはなかった。専用の駐車場がなかったが近くの一般の有料駐車場におくことが出来た。

園内には、萩、吾亦紅、アザミなどの花が咲いていた。有名な萩のトンネルの花はすでに終わっていた。約1時間の散歩を楽しみ、その後さらに清澄公園に向かった。大きな公園に隣接して清澄庭園がある。典型的な日本庭園で、池にはかも、鷺の鳥も見られ、日本の自然をそのまま小さくした姿である。

まもなく紅葉の季節であるが、日光などに遠出することなく都立の庭園・公園でも満喫出来る。すでに浜離宮、旧岩崎邸庭園、旧古河庭園、六義園、小石川後楽園は訪れ楽しんでいる。まだ訪問していない国分寺の殿ケ谷戸庭園も紅葉がきれいと聞いており、最盛期には訪れたいと思っている。

2011年10月1日土曜日

プッチーニの「ボエーム」

ホームシアター
ブタペストオペラハウス

  ヨーロッパ駐在時代の楽しみの一つがオペラであった(ヨーロッパ駐在日記、1993年4月 イースター休み1995年6月 バルトブルグ城1995年10月 ヴェッツラール1996年12月 ヘンゼルとグレーテル1997年2月 神々の黄昏 )。住んでいたデュッセルドルフのオペラハウスのみならず、ウィーン、ミュンヘン、エッセン、クサンテンのローマ遺跡劇場、ブレゲンツ湖上劇場など各所を訪れオペラを楽しんだ。

  さらには、ハンガリーをドライブしたときブタペストオペラハウスの当日券を購入し見ることが出来た(1994年8月、グラーシュズッペ)。ブタペストオペラハウスはパリのオペラハウスに匹敵する豪華な内装で飾られている。曲はプッチーニ「ボエーム」であった。

  本日午後の昼、アメリカメトロポリタン歌劇場の実況ビデオ、ボエームの全編を久しぶりに我が家のホームシアターで楽しんだ。日ごろは見られない幕間の舞台裏の状況など、今までの知らない場面も知った。

  貧しい芸術家が体の弱い娘と恋に陥るがその娘が病のためなくなるという、話の内容自体はどこにでもある恋物語である。しかし、オーケストラと迫力ある声量との組み合わせで人々を感動させる。娘ミミがなくなる最後のシーンは劇的に演出されており大きな画面と音量のおかげでオペラの楽しみを満喫した。

  デュッセルドルフ時代はすぐ近くにオペラハウスがあり、忙しい仕事の日々の中時間が空いたときふと見に行ったものである。気軽に見に行けることが娯楽というものと思う。日本では、寄席、映画、カラオケなどはこの部類に入ると思う。残念ながらオペラはそうは行かない。暇なときにふと気楽に行けるというものではない。

  しかし、いまではホームシアターがあり、DVDを買い集め大きな画面と迫力ある音でオペラのみならず、ミュージカル、映画も楽しんでいる。