2010年9月11日土曜日

単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)

  単層CNT融合新材料研究機構(TASC)はすでに5月24日に設立されているが、実際の活動に入ったのは8月からである。8月中はつくばに参集した研究員は一部であったが、この9月1日からは予定していたメンバーが勢ぞろいし本格的な研究活動を開始することになった。

  9月1日の初日に全職員に対し機構の方針と将来ビジョンについての説明を実施したあと、若い研究員を特に意識して六訓を紹介した。福沢諭吉の言葉との説もあるが実際は誰が言い出した言葉かは不明というのが定説である。これからの人生を歩むに当たって常に頭に入れておいて欲しいとの願いで引用した。

1.世の中で一番立派なことは一生涯を貫く仕事をもつことです。
2.世の中で一番みじめなことは人間として教養のないことです。
3.世の中で一番淋しいことはする仕事のないことです。
4.世の中で一番尊いことは人のためになることをして恩にきせないことです。
5.世の中で一番美しいことはすべてのものに愛情をもつことです。
6.世の中で一番悲しいことはうそをつくことです。

  そして8日には、産業技術総合研究所内にあるレストランでキックオフパーティーを開催した。珍しく台風が通り過ぎる最中のパーティーとなった。カーボンナノチューブという素材が新しい産業を創出できるよう日本の英知を集めて検討を開始する。2035年にはカーボンナノチューブ生産会社売り上げ、数1000億円、関連市場規模1兆円の産業の可能性を求めてもうしばらく毎日を励みたいと思っている。

  本日久しぶりに我が畑に出向いた。この夏は日照りのためあまり作物が出来ていない。それでもメロンを収穫したりして楽しませてもらった。カボチャだけは元気に成長、たくさんのカボチャがとれ居間に転がして少しずつ食している。ふかしたり、てんぷらにしたりでなかなか美味しい。ことのほか暑かったこの夏も過ぎ、この2、3日、夕方は涼しく感じられる。暑さが落ち着けばまた土日の仕事として畑作業も開始するつもりである。