2009年1月17日土曜日

吉瀬からの筑波山

会社勤めし初めて赴任した場所は石川県は小松であった。約30年ぶりではないかと思うが、その小松時代の同じ社宅で住んでいたご夫婦と会うことができた。その後ご夫婦も同じように東京勤めとなり若いときに竜ヶ崎に住居を構えずっと住んでおられる。つくばからは近いところであるのでお会いしたいと思っていたがようやく実現したもの。家の近くの森、吉瀬にあるイタリアンレストラン、イル・クウォーレで昼食を共にした。

私より年上の方でずいぶん前に定年退職しておられるが、昨年まではタイで技術の仕事を続けられていたという。髪は白ぽくなっているがお元気であった。

昔話に話が咲き、いろいろな方々の現況の確認の場にもなった。小松時代の共通の思い出話として、文化勲章の陶芸家浅蔵五十吉さんの話になった。当時会社のすぐ近くにその陶芸家のお家があり、同僚の送別には記念品として必ずその作品を購入し手渡していた。ご夫婦も小松を離れるとき壷をもらったという。その記念品を箱に入れ長い間持っていたが、最近取り出し飾るようになったという。当時まさか文化勲章をもらうまでの作品とはお互い認識していなかったと思いは同じであった。

実はわが家にも一つ作品があり、今は木箱に入れて大切に保管してある。私の場合は2つ個人的に購入し、一つは父の世話になった人に贈り物として差し上げた。今その方は文化勲章の陶芸家の作品であることを認識しておられるか気になるところである。木箱には作者名、経歴など記入された説明書(当時はまだ文化勲章はもらっていない)が入っており、興味ある人なら気がついておられることと思う。

いろんな話題で話が途切れることなくあっという間に2時間が過ぎ昼食を終えた。向かいにはルーラルハウス吉瀬がありそこでお茶タイムを過ごしお別れした。これからもこのようなつながりを持ち続け楽しみの一つにしていきたいと思っている。

2009年1月11日日曜日

霞ヶ浦からの筑波山

北日本、日本海側は雪景色の今日このごろであるが昨日今日と太平洋側は良い天気である。今日は成人式。マンション玄関を出ると、その前でお母さんが振袖で着飾った娘さんの写真を撮っている光景が見られた。10数年の前のことではあるが当時ドイツに住んでいて、娘たちは日本に帰り大学生。わが娘達の成人式の晴れ姿は見ていない。振袖姿の写真をみるだけであった。その後卒業式、結婚式などのときにその姿を見てやはり日本の女性には振袖が着飾る衣服としては一番と思いつつ、駐車場に向かった。今日は霞ヶ浦自転車道をサイクリングするためである。

霞ヶ浦歩崎公園には水族館と大きな駐車場がありそこに車を置き、お昼を過ぎていたのでまずはお結びとパンを食べ手持ちの熱い紅茶を飲み一服した。そして自転車を組み立て霞ヶ浦水辺沿いに整備された自転車道を、先日走った恋瀬川自転車道の終点である恋瀬川桜づつみ(愛郷橋)に向かって走った。最初は自転車専用道路であるが途中から自動車も走れる道となっている。

霞ヶ浦大橋のところを過ぎると前に筑波山が良く見えるようになる。水辺には水鳥が群れをなしており、鷺など大きな鳥も空に舞っている。小さな漁港が結構あり漁師で生計を立てている人がいるようである。途中白い魚を籠いっぱいに水揚げしている年老いた漁師さんがいたので魚の名前を聞いた。白魚という。魚釣りを楽しむ人も見かけ、釣り上げた魚を見ると30cmはある大きな魚も含まれていた。霞ヶ浦といえば汚れている湖の代表のように思われているが食べ物としての魚の貴重な源になっているようである。

自転車道片側は湖であるが、反対側を良く見ると二本の大きな鉄パイプが延々と敷かれている。ところどころで湖にその端が突っ込まれている。カンバンには汚泥を運んで水の浄化をしていると書かれている。このような地道な努力によりこれからも魚が住める環境を維持できるのであろう。

湖岸の一部工事のところ1キロほどと恋瀬川桜づつみ手前約1キロの二箇所が舗装されず砂利道で走りずらいがそれ以外の道はきれいに舗装されて非常に走りやすい自転車道である。ただ、自転車専用の箇所は一部でほとんどは自動車も走ることが出来ることからたまにであるが自動車には気を使う。

行きは約1時間半かかり、帰りは1時間ちょっとで歩崎公園に戻った。往復36kmのサイクリングであった。自転車の車輪をはずし車に乗せてつくばへ帰ろうとしたが、歩崎から土浦までもこの道は続いていることが分かり、帰りはこの道に沿ってドライブした。土浦まで約15kmくらいあり次回は自転車でトライしたい。

2009年1月1日木曜日

初日の出

つくばに住み始めてはじめたことの一つが蕎麦打ち。蕎麦打ちとはいっても普通の方法ではなく、ドイツに住んでいた頃使っていたスパゲッティ作りの道具を使う。当時はうどんが食べたく自分で作ることを考えこの道具を使ってうどんを味わっていた。

つくばに来ていろいろ蕎麦屋を調べて食べ歩いているが、残念ながら広島の尾道茶話駄、それから豊平の高橋名人の達磨の味には及ばない。そこでとうとう自分でトライすることにした。そば粉は近くでとれる常陸蕎麦を使う二八蕎麦である。

この大晦日はこの自分流蕎麦で妻と二人きりで味わった。高橋名人には及ばないと思うがなかなか美味しい。揚げたての野菜のかき揚もうまくマッチングし最高であった。普通のうどん、スパゲッティ作りとは異なる方法が必要であることも分かりこれからの楽しみの一つになりそうである。

新年早々いい天気で朝7時ころ東に初日の出を見ることが出来た。今年も毎日毎日を大切に過ごしたいと思っている。