昨日は朝から寒さが厳しくなりいよいよ本格的な冬が来たなと思う。つくばは関東平野の東北に位置するれっきとした太平洋側にある。本格的な寒波がくると空が澄み見通しが利くようになる。自宅からは雪に覆われた富士山を見ることができた(上の写真)。夕日の富士の写真を以前にとっているが(下の写真)、朝のすがすがしい雰囲気の中での真っ白な富士も趣がある。そして朝から車で常磐道を走って東京に向かった。それは東京サントリーホールで第九交響曲を聴くためである。その途中も富士の裾野まで望めるポイントがあり、この遠いところからでも大きな雄大な富士を見ることが出来た。
午後一時半にはサントリーホールに入りパイプオルガン曲と第九交響曲を楽しんだ。ドイツから帰国後も年末は日本フィルハーモニーの第九交響曲を聴いているが、昨年は三原に住んでいたこともあり日程が合わず聴き逃した。生で聴く音は音色といい響きといいCDで聴くものとはやはり格段の違いがある。この一年は特に退職など人生の変化点でもありいろいろな思いが頭を巡り、今年も無事に過ごせたことを感謝しつつ久しぶりに堪能した。
3年前の病気以来、毎日毎日一年一年が貴重な月日に感じられ、これからも毎年年末には一年の締めくくりに第九交響曲を聴きに行くことを恒例としたい。ドイツに住んでいたときにも日独共同の第九交響曲演奏会があり、その時二度にわたって私も合唱団の一員として歌わせていただいた(ヨーロッパ駐在日記/ベートーベンの第九)。
体調が万全になればまた聴くのみならず歌うこともトライしたいと考えている。
