2014年12月22日月曜日

ゼンパーオーパー

観客席

舞台

内部通路

 

緞帳

中央男性が王様の息子、その左が恋人

ボーイソプラノ

出演の子供達

デモ

  先日ドレスデンに立ち寄りゼンパーオーパーに赴いたがすでに始まって入場できなかった。本日再度車でドレスデンに向かいオペラを見ることにした。車は無事オーパーの地下駐車場に置くことが出来た。

  オーパーの前にはたくさんの人々が集まりポリスが規制していた。外国人排斥のデモである。ただシュプレヒコールもなく静かなデモであった。ポリスにどこに行くと質問された。オペラを見に行くと答えるとOKとのしぐさで通してくれた。

  オペラハウス自体は昔ながらの豪華な内装で緞帳も素晴らしい工芸品で出来ていた。現代的なベルリンオペラとは対照をなすオペラハウスである。本日はフンパーディンクのケーニッヒスキンダー(王様の息子)である。フンパーディンクといえばヘンゼルとグレーテルのオペラで有名で昔デュッセルドルフで見ている。子供用オペラとしてクリスマスによく演じられる。このケーニッヒスキンダーもたくさんの子供が出演することから結構子供連れが多かった。

  オペラの内容は、王様の息子 ( Tomislav Muzek、 https://www.youtube.com/watch?v=AU1ZIommqHs)が成人し一般の女性 ( Barbara Senator、https://www.youtube.com/watch?v=ovpH68u_9Zk)と交際するが認められず、最後には女性は病でなくなるというお話である。クリスマスのガチョウが出てきたり子供たちがたくさん出演し、美しいボーイソプラノも聞かせてくれた。

  終演後ライプチッヒに移動し、本日はライプチッヒに宿泊した。本日のデモ。今ギリシャでは総選挙が予定されており、再度EUに助けを求める勢力が優勢になりつつあるという。これに対してドイツをはじめ反発が出ている。援助しても約束の自らの努力がなされず助けだけを求める姿勢に、EUから除外する動きも出ている。この動きに呼応するように反EUの動きのデモでもあり、せっかくのEU精神が損なわれないか残念に思う。

2014年12月20日土曜日

オペラ三昧


 カルメン
カルメン

ファルスタッフ(中央左がバスバリトン)

トゥーランドット

バラの騎士(右が男装のメゾソプラノ)


バラの騎士

コーミッシュオペラ



コーミッシュオペラ


コーミッシュオペラ


コーミッシュオペラ


ウエストサイドストーリ


   今ベルリンオペラの近くに住んでいることもあり歩いてオペラを見に行っている。シーズンの初日は11月27日で、クリスマスにちなんだバレエのくるみ割り人形であった。美しい踊り子の舞台と音楽を堪能した。

  そして最初のオペラは有名なカルメン(カルメン役は Clementine Margalene 、https://www.youtube.com/watch?v=ig_xlLY9_Y4)であった。続いてファルスタッフ(ファルスタッフ役は Kiril Manolov 、https://www.youtube.com/watch?v=k6xxsV_sB04 )。ブルガリア人バスバリトンの体格と声の迫力に圧倒される。日本人では到底かなわない。

  そしてトゥーランドット。今までDVDなどでドミンゴ、パバロッティで聴いているが、ソロ、オーケストラ、合唱の生の迫力は素晴らしいものがある。しかしテノールのカラフ役(Kamen Chanev、https://www.youtube.com/watch?v=9H2AXI4JKoA )の高音を聴いてみて、亡くなったパバロティに勝るテノールはいないということも再度分かった。

  そして本日はリヒャルトシュトラウスのバラの騎士を聴いた。女性が男装するオクタビアン役は Elina Garanca( https://www.youtube.com/watch?v=3NBFtZSoh84)で、これは宝塚歌劇の原型かと思う。元帥夫人との不倫もあったが結局オクタビアンはソフィーと結ばれるのであるが、有名なその最後の場面での三重唱、二重唱はしみじみと歌いこみ、人生そのものを感じた。(https://www.youtube.com/watch?v=HRX98UjM5oE

  駐在時代ミュンヘンオペラハウスで同じリヒャルトシュトラウスのサロメを見ている。ズービン・メータ指揮であった。この時の音は近代音楽の響きであったが、今回の曲はロマン派に近い響きで心にしみ入る音楽であった。

  その間、ベルリンミッテにあるもう一つのオペラハウス、コーミッシュオペラにも足を運んでいる。ここではミュージカル、ウエストサイドストーリーを鑑賞した。こちらは生の歌声ではなくマイクを使っており音量にすごいものがある。しかし舞台は簡素なもので、以前ニューヨークブロードウエイでミスサイゴンを見た時のような、舞台の豪華さ、演出のち密さとは比較にならない。ミュージカルに関してはさすがアメリカブロードウエイの方が魅力的である。

  ジルベスタのベルリンフィルのコンサートの切符も入手できた。コンサートホールのみならず、教会など時間が取れるときに音楽を楽しめる環境に感謝である。


2014年12月14日日曜日

ドレスデン

リンツからプラハへ向かう高速道路


ボヘミヤ平原


ゼンパーオーパー(ドレスデン)


クリスマスマルクト(ドレスデン)


エーリツ・ゲルビゲ・ピラミッド


クリスマスマルクト


トゥルデルニーク(チェコの屋台お菓子)


グリューンワイン


フラウエン教会前広場


フラウエン教会前広場


フラウエン教会

  今回のドライブ最終日はオーストリアリンツからプラハを通り、ドレスデンに立ち寄りベルリンに至るルートを走った。ベルリンから西にアーヘン、パリ、そして南にリヨン。東に向かいシャモニーを経て、イタリアモンテローザの麓、Challand Saint Anselme に滞在。その後モンツァ、トレビゾを回り、最後の宿泊地はリンツであった。本日20時にベルリンのアパートに着いたが、走行距離3800kmほど、事故、トラブルもなく快適なドライブであった。

  本日はチェコのボヘミヤ平原を楽しみながら、まさしくスメタナのモルダウの世界を見る思いでドライブした。チェコも昔に比べ道がきれいになっており走りやすくなっている。国境もないためいつの間にかドイツになっていた。ただまだチェコ貨幣はクローネのままでユーロ化にはもう少し時間がかかるようである。

  ドレスデンは20年ほど前には中心部のフラウエン教会が破壊されたままで再現工事の真っ最中であった。すでに完成し、一部昔の焦げた石も組み込まれた美しい姿になっていた。その周りにはクリスマスマルクトがたくさん出ており、人々で混雑していた。

  ドレスデンに着いたのが16時過ぎ。すぐにゼンパーオーパに出向いたが、本日のオペラは16時から始まり入ることはできなかった。またの機会を楽しみにしたい。

  各国の自主独立を基本にEU統合という歴史的改革をヨーロッパは実践している。生活者にとって本当にメリットの多い体制である。国境がなくなり、お金も共通で行き来が自由になった。マイナス面もあるかもしれないが良心的な理想的な社会に進んでいるように思う。

  全世界がこのような体制にならないか、特にアジア地区でも同じような試みが出来ないかと期待する。EU実践には先の戦争責任を明確にしたドイツが主導的な役割を演じた。アジアでは日本が同じような役割を演じることが可能と考える。しかし現実はむしろ逆方向で動いており、夢物語のようで非常に残念なことと思う。

2014年12月13日土曜日

ファブリカ

中庭の円柱

ファブリカ正門

旧来建物に隣接するコンクリート建築


旧来の建物に隣接するコンクリート建築


旧来の建物に組み合わされたコンクリート建築物

トレビゾ中心街

トレビゾドウモ


ベネトントレビゾ店 


  20年ほど前イタリアはベニスを訪れた時、ベニスから北30km位のトレビゾにベネトンの本拠地があり、その近くにファブリカという芸術家育成の学校を建設中であるとの情報を知った。その学校の建物の設計を安藤忠雄さんが手がけているということでいつかその建物を見てみたいと思っていた。

  昨日車でトレビゾに入り、本日朝にそのファブリカを訪れた。トレビゾの北の方向、街からはずれたとなり村、ビロルバの田園風景も残る中にその建物はあった。近くにはベネトンの本社があり、ベネトンが別会社として経営している。あいにく休みのため中には入れなかったが、外からの概要を見ることが出来た。

  従来からの古い建物を生かすためにその建物に隣接するように新しい建築物が続いている。この新しい建物の外観はいつもの安藤さん特有のコンクリートの打ちっぱなしで、その内部は地下にも部屋が配置されているという。庭にはローマ時代を思わせる柱が配置されている。(詳しくは https://www.youtube.com/watch?v=YpNSyiJZ6bU 参照)

  すでに学校ができて20年もたちたくさんの若者が芸術家として育っているという。イタリアファッションのみならず世界のクリエイションを動かす新しい力になりつつある。その中で、日本の合繊メーカの発明したアルカンターラ(日本ではエクセーヌ)でのコラボレーションにより新しいインテリアの展開が進んでいるという。アルカンターラは今では自動車シート用としても本皮をしのぐ高級素材として世界に普及している。その最初の展開もイタリア車であった。自動車用のみならず、衣料用も、インテイリア用もイタリアでの新しい展開がますます世界を動かしていくようである。

  発明したこの合繊メーカーは化学会社としても大きな会社でいろんな事業を展開しているが、今ではむしろ旧来の繊維事業が最も利益を出しているという。その理由は化学会社という視点ではなく、アルカンターラのようなテキスタイル事業からの視点での経営を重要視してきた結果であろう。

  昨晩トレビゾの旧市内を散策したが、中心地にベネトンのお店があった。さすが地元の店だけあって立派な店であった。見て回るとちょうどほしいズボンがあり購入した。イタリア品と思い気やバングラディッシュ品であった。イタリア製の高級品のみならず、廉価品などいろんな商品群を扱っているようである。アルカンターラのような高級品はやはりイタリアメイドではないかと思う。

2014年12月10日水曜日

モンテローザ

モンテローザ

 

モンテローザ麓のホテル(La Torretta)


Saint Jacques 村からのモンテローザ

Sain Jacques山道からのモンテローザ

モンテローザ

Saint Jacques の村

Saint Jacques 村の家


  駐在時代にはスイスの山々をドライブしている。サンモリッツ、アイガー、ユングフラウ、フルカ峠。フルカ峠は3000mの高さで道にはガードレールがなく厳しい運転であったことが思い出される。そしてマッターホルンに滞在、モンテローザにも足を延ばした。この時はスイス側から山頂に近い氷河を見ている。この山頂の裏側はイタリアということで、スキーがあればイタリアへ下ることが出来る。

  昨日からイタリア側のモンテローザ麓の村、Challand Sain Anselme に滞在している。標高1000mにあるホテルである。本日このホテルからさらに20km山奥へドライブした。突き当りの村はSaint Jacques という。まだ本格的な雪はない。ここからは雄大なモンテローザを見ることができた。この先はトレッキングとリフトで上まで上がることが出来る。スキー場が至る所にあるが、まだ本格的なシーズンではなく閑散としていた。

  今回ホテルには2組しか滞在していなかったが、このホテルもスキーシーズンには人々で賑わうものと思う。

2014年12月9日火曜日

モンブラン

モンブラン

ソシュールとバルマの銅像

ソシュールとバルマの銅像

シャモニー中心街


シャモニー駅

シャモニー駅

シャモニーを走る列車


  車でリヨンからイタリアへ入る途中シャモニーに立ち寄った。駐在時代にはイタリアからモンブランの長いトンネルを抜けてシャモニーに来ている。この時、今も記憶に残る出来事があった。

  それはヨーロッパで初めて車のタイヤがパンクしたことである。駐車場がいっぱいで雑草のところに置いたところ、金属のとがったものが突き刺さりタイヤ自体が破損してしまった。トランクの荷物を全部取り出し、スペアタイヤと交換した。次の日ジュネーブのガソリンスタンドでタイヤを購入しようとしたが、大きなサイズの在庫がなく入荷には1週間かかるという。仕方なくスペアなしで走り続けることにした。幸いその後トラブルなく帰ることが出来た。

  この出来事は夏場に訪れた時の話であるが、いままではいつも夏場の訪問であり今回初めて冬場のシャモニーを経験した。雪は少しある程度でこれからが本格的な冬シーズンのようである。シャモニーからのモンブランはアルプスの最高峰だけあって雄大な姿をいつも見せている。初めて登頂したというソシュールとバルマの銅像のある中心街はたくさんの観光客でにぎわっていた。

  喫茶店でお茶を飲み休憩の後、シャモニーを離れてイタリアのモンテローザの麓に向かった。