三菱1号館美術館
アメリカはマサチューセッツの山間盆地の田舎町ウイリアムズタウンにある美術館、スターリング アンド フランシーヌ クラーク アート インスティチュートには三度足を運んでいる。(ヨーロッパ駐在日記 1996年 3月 ウリアムズタウン 、つくばにて 2011年 9月3日 ルノワール「コンサートにて」 http://tsukubanite.blogspot.jp/2011_09_01_archive.html、つくばにて 2011年12月5日 スターリング アンド フランシーヌ クラーク アート インスティチュート http://tsukubanite.blogspot.jp/2011_12_01_archive.html#8760764850198347777)
その理由は、この35年我が家の居間を長年にわたって飾っている複製画、ルノワールの「コンサートにて」の本物を見るためである。世界的には無名の美術館であるため、3度とも訪れた時には見学者は数名であった。自然豊かな町の中でゆっくりと過ごした思い出が残る。
今、東京でこの美術館の展覧会が開催されている。東京駅前丸の内にある三菱1号館美術館がクラークコレクションと銘打って催している。本日、東京の税務署で確定申告を済ました後訪れた。印象派を中心とした有名な絵画がずらっと展示され、館内は満員、来客者がわずかであるアメリカ本場の雰囲気と対照的である。もちろん「コンサートにて」も見ることが出来た。
説明によると、もともとこの絵には後ろに男性も描かれていたとのこと。それを隠すためバックにはカーテンのような色が塗られており、よく見ると男性の面影がみられるという。じっくり見てみたがもう一つわからなかった。
有名な絵画をたくさん展示しているのであるが、すべて表面には透明板でカバーされており、油絵の醍醐味である凹凸感からくる迫力が感じられなかった。アメリカ本場では確かカバーはなくその迫力に圧倒された思いがある。我が家にある複製画でも凹凸が描かれており油絵の趣を表現している。損傷に対する対策かもしれないが今回の展示の方法は残念である。
不満の残る展覧会であったが、この美術館が世界的に知られる一歩となったことは間違いないようである。







