ヨーロッパ駐在時代の楽しみの一つがオペラであった(ヨーロッパ駐在日記、1993年4月 イースター休み 、1995年6月 バルトブルグ城 、1995年10月 ヴェッツラール、1996年12月 ヘンゼルとグレーテル 、1997年2月 神々の黄昏 )。住んでいたデュッセルドルフのオペラハウスのみならず、ウィーン、ミュンヘン、エッセン、クサンテンのローマ遺跡劇場、ブレゲンツ湖上劇場など各所を訪れオペラを楽しんだ。
さらには、ハンガリーをドライブしたときブタペストオペラハウスの当日券を購入し見ることが出来た(1994年8月、グラーシュズッペ)。ブタペストオペラハウスはパリのオペラハウスに匹敵する豪華な内装で飾られている。曲はプッチーニ「ボエーム」であった。
本日午後の昼、アメリカメトロポリタン歌劇場の実況ビデオ、ボエームの全編を久しぶりに我が家のホームシアターで楽しんだ。日ごろは見られない幕間の舞台裏の状況など、今までの知らない場面も知った。
貧しい芸術家が体の弱い娘と恋に陥るがその娘が病のためなくなるという、話の内容自体はどこにでもある恋物語である。しかし、オーケストラと迫力ある声量との組み合わせで人々を感動させる。娘ミミがなくなる最後のシーンは劇的に演出されており大きな画面と音量のおかげでオペラの楽しみを満喫した。
デュッセルドルフ時代はすぐ近くにオペラハウスがあり、忙しい仕事の日々の中時間が空いたときふと見に行ったものである。気軽に見に行けることが娯楽というものと思う。日本では、寄席、映画、カラオケなどはこの部類に入ると思う。残念ながらオペラはそうは行かない。暇なときにふと気楽に行けるというものではない。
しかし、いまではホームシアターがあり、DVDを買い集め大きな画面と迫力ある音でオペラのみならず、ミュージカル、映画も楽しんでいる。
