2014年8月12日火曜日

黄檗山萬福寺

萬福寺

萬福寺

三門

境内


蓮の花
  子供のころは京都伏見の中心街大手筋近くに住んでいた。夏休みには桃山の自然の中で昆虫採集に熱中していた。セミ、トンボ、蝶などを採取して標本を造り、夏休みの宿題にしていた。この桃山を越えると六地蔵地区になる。昔は宇治電鉄の古くさい一両の車体の電車が走っており、駅の周りは一面タンボであった。今では住宅街と商店街になっておりタンボはなくなってしまっている。ここから宇治に向かうところに黄檗山萬福寺がある。

  宇治の友達を訪問する途中、この黄檗山萬福寺に立ち寄った。六地蔵から宇治に向かう道路は完全に住宅、商店などで埋め尽くされ昔ののどかな田園風景は見られない。ただ萬福寺近辺は昔と変わらず宿坊が並び静かな落ち着いた雰囲気を残していた。

  禅寺として有名であるが、隠元和尚が中国から渡来し江戸幕府の援助もあり建立できた寺院という。その建物は中国様式で日本の禅寺とは違いを見せている。門を入ると池がありハスの花が迎えてくれる。三門から入り境内を散策した。ここは何といっても有名なのは精進料理である。今回は友人を訪問するため時間もなく、また次回の楽しみとして宇治に向かった。