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ベルリンドイツオペラハウス
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開演前のひととき
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ベルリンの壁ギャラリー
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川に沿った壁
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ベルリンの壁
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ベルリンの壁
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ベルリンの壁
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ベルリンの壁
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ベルリンの壁
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ベルリンもラストデーとなった。お昼はベルリンの壁ギャラリーを見学した。川に沿った道には壁が残っている。その壁に落書きしたのであろうが、それを残して記念公園にしている。斬新な絵と色の強烈なものが多く何か主張しているようである。
午後4時からベルリンオペラで「トリスタンとイゾルデ」を見に行った。ワーグナーの有名な楽劇である。始まりの前にはロビーで軽い食事、お茶などでくつろいでいる。開演5分前にようやく会場の扉が開かれた。客席は聴衆で満員となった。
イゾルデはもともとの恋沙汰からトリスタンに復讐心を持っていたが、アイルランド王女から他の国の妃として嫁ぐことになった。トリスタンはその国へ赴く船旅の随行者に指名された。船内で会ううちにイゾルダの復讐心はなくなりトリスタンの虜になる。
お妃となるが、トリスタンとの関係を知られるようになりトリスタンは従者により刺され死んでしまう。そのあとを追うようにイゾルダも死を選ぶ。
静かに序曲から始まったがそのまま曲が続いていく。歌劇といわず楽劇と別の名前を使うのは、従来の歌劇のようにアリアがないのである。劇的な管楽器響きわたる場面など延々と休みなくオーケスラと歌声が続く。1幕大体1時間半。20分くらいの休憩を2回とり、最後も静かに幕が下ろされた。終わったのは9時過ぎであった。その間歌手は歌い続けである。これだけの歌詞・しぐさなどを覚えこむのは大変と思うが、プロの力である。
駐在時代エッセンオペラで見た、やはりワーグナーの「神々の黄昏」も6時間にも及んだ。オペラの歌手になるには、もちろん声が重要であるが、演技力と記憶力、それに加えてもっとも必要なのは体力ではないかと思う。(
http://www.geocities.jp/am00jp/y/trip1997feb.html)