平等院鳳凰堂鳳凰堂(横から) |
27年前訪問時の鳳凰堂 |
宇治平等院に久しぶりに行ってみた。前回は子供たちが小学生のころに一緒に訪れている。鳳凰堂は古い朽ちた木の色で、その中央には阿弥陀如来が座している。お池の周りを歩いていたら小さな子供が誤って池に落ちるという出来事も目撃している。当時はそれほど人出もなく静かに散策できた記憶が残る。
今では世界遺産に指定され、観光客が大勢押し寄せていた。特に海外からの訪問客が多く外国語がやたら耳に突き刺さる。世界的に有名になるのも良いが、ゆっくりと味わえないのは残念である。
平成の修理が完成し、建物は鮮やかな朱色に塗りかえられていた。池の周りも整備され、屋根の鳳凰も金色鮮やかな輝きを放っていた。博物館が出来ており、その中には内部の壁画を再現した鮮やかな彩色の絵が展示され、日本にも色彩豊かな絵画文化があったことを知った。
帰り参道で有名なお茶屋に入った。先日テレビで紹介されていたお店で、婿養子にスイス人が入り跡を継ぐという。その娘さんもお店におられ、お友達と談笑しているのを聴きながら宇治茶を楽しんだ。