2014年3月31日月曜日

飛鳥山の花見


飛鳥山の花見


飛鳥山(標高25.4m)

モノレール

東京自宅マンションの桜

  東京自宅マンションの桜も満開となった。昨日の雨模様から本日は晴天。昼食は居間から花見をしながらとった。毎年のことながらピンクの絨毯の上で食べているような感じである。(http://tsukubanite.blogspot.jp/2009_04_01_archive.html#1868533107991954662

  江戸時代の桜の名所といえば、上野とともに飛鳥山も有名である。飛鳥山の花見は浮世絵にも描かれている。天気がいいので午後、近くにあるこの飛鳥山に出かけた。月曜日にもかかわらずたくさんの人出があり、宴会で盛り上がっていた。近くの駐車場には観光バスも来ており、遠くからの花見客も多いようであった。

  以前ブログにも載せているが(http://tsukubanite.blogspot.jp/2010_05_01_archive.html#3088555505989460987)、この小さな山には乗り物があり、いつもは並んで待つことはないがこの時期だけは長蛇の列であった。この山には渋沢邸宅跡、紙の博物館など見学施設もあり都内の喧騒から離れて散歩できるとともに社会見学もできるところである。子供が小さいころにはよく一緒に出掛けていたのを懐かしく思う。
  

2014年3月14日金曜日

ポストドクター

(単層CNT融合新材料研究開発機構資料)

   昨年まではカーボンナノチューブ(CNT)研究の仕事に関わっていた。(http://tsukubanite.blogspot.jp/2010_08_01_archive.html#1825669021090785043http://tsukubanite.blogspot.jp/2010_09_01_archive.html) このとき100名に近いポストドクター研究員を雇うべく多くの候補者の面接をしたことがある。主に博士論文について聞くのであるが、さすが東大、東京工大などの一流と言われる国立大学出身者の研究論文は博士に十分値する内容であった。しかし私立大学については残念ながら博士研究とは程遠い内容のものが多かった。特にひどいのはただ実験してその結果をたくさん並べるだけでその現象結果についての考察が稚拙なもので、修士どころかせいぜい学部卒業論文に近い内容である。それでも博士号として認定され、堂々と応募してきていた。

  いまSTAP細胞発見者がその論文の問題点を指摘されている。STAP細胞の発見自体が疑われるのか今のところはっきりしない。論文の中の写真、記述に他の論文の流用あるいは改変疑惑があるようである。そしてその影響はご自身の博士論文にまで波及し、他人の論文内容がそのまま採用されているという。

  もし引用文献を記載するならそのところにしるしをつけて最後のレフェレンスで引用した文献内容を書くのが論文作成のイロハである。引用ではなく自分の論文として載せたきらいがある。ミスとの釈明であるが、作為的であった感じもある。博士課程での教育の中で論文の書き方もしっかり教授すべきで、ふつう学部卒業論文の時に論文の書き方のイロハを勉強するものである。私立大卒といっても私大の中ではトップの大学であるにもかからわず、この辺の教育ができていなかったのではないか、それとも本人の倫理感欠如による確信犯なのか、理解に苦しむところである。

  日本は欧米に比べて私企業で活躍するドクターが少ないとの指摘があり、この30年ほどドクターコースが増設され、ポストドクターが増えた。私企業ではまだまだドクターを大量に採用する方向ではないため就職できないドクターがあふれている。就職率は40%くらいとの話もある。結局このような人が期限付き研究職の募集に殺到しているのが現状である。

  それに加えて、今では海外からの応募も多く、これら海外からの応募者は非常に優秀な人のため日本人と競合している。今回の事件はドクター乱造の弊害の一端が現実化した事件のようである。このようなドクターの質の低下はますます一般企業がドクターを敬遠する一因になるのであろう。ドクターのみならず現在は大学の乱立により大卒自体もそのレベルが低下しており、昔の公立高校卒業生の方が優秀であったと思うのは私だけであろうか。

  話題のリケジョは我が娘が学んだ大学・大学院の後輩でもある。我が娘もリケジョとして企業で毎日仕事に忙しいようだが、日々の業務を全うしているのか気になるところである。

2014年3月10日月曜日

カルテット

千代田区立スポーツセンター音楽室
我が家のピアノ 

   合唱の楽しみから離れて50年弱、時たまカラオケなどで歌うだけの生活であったが、今年に入って男声4人のカルテットの練習を開始した。長年勤めた会社の同僚からの提案で、同僚のメンバーでうまくトップテナー、セカンドテナー、バリトン、バスと揃うことになった。

  学生時代は合唱活動をしていたが、職に就いてから時間が取れず遠のいていた。30歳の時東京転勤になり、さっそく東京文化会館で活動している東京都民合唱団のオーディションを受けた。OKとなり次回練習から来てくださいとのことであったが、出張が入り最初から欠席となった。しかしその次も出張、また次もといういことで結局練習に行けず退団せざるを得なくなった。

  その後は諦めていたが、ドイツ在住の時、日独合同第九演奏会がありその合唱団の一員として唯一歌う機会が持てたに過ぎない。今回久しぶりに歌ってみて、もともとバスであるが低音が昔ほど響かない。むしろ高音の方が出やすく、最初バスを担当するつもりであったがバリトンに変更した。トップテナー、バスの2人は学生時代から、就職後も合唱活動をずっと続けておりうまいものである。セカンドテナーも今はシャンソンを習っているとのことで慣れている。それに反し私はほぼ50年ぶりということで少々手間取っている。

  4人は中央沿線、横須賀沿線、つくば沿線など住むところがバラバラであるため、集まるのは都心が便利である。それで、東京都千代田区スポーツセンターの音楽室を借りての活動である。今のところ月に1回の活動であり、曲は古典コラール、日本の歌、ポピュラー曲、男声組曲など。スタートしたばかりでこれから練習をこなす必要があるが、楽しみながら活動したいと思う。

  合わせて、ピアノも長い間遠のいていたが、再度トライしている。昔は何とか子犬のワルツも弾いていたが、若いときでさえ周りからは子豚のワルツと皮肉られていた。今ではそのレベルさえも弾けない。せめて子豚のワルツのレベルに戻るべく練習を開始している。